目的と必要性
年齢に応じた口腔ケアの方法

子どもの口腔ケアは、年齢や発達段階に合わせて適切な方法で行う必要があります。乳児期には、親が歯ブラシを使って丁寧に歯を磨いてあげることが大切です。幼児期には、自分で歯磨きができるように、遊びを取り入れたり、歯ブラシの歌を歌ったりするなど、楽しく歯磨きを習慣づけることが重要です。学童期には、自分で歯磨きができるようになり、歯ブラシの選び方や磨き方、歯間ブラシの使い方などを指導する必要があります。また、この年齢では、食生活や生活習慣が歯の健康に大きく影響するため、食生活の指導も重要になります。

フッ素は、歯の表面のエナメル質を強化し、むし歯に対する抵抗力を高める効果があります。フッ素は、歯磨き粉や洗口液に含まれているほか、歯科医院でのフッ素塗布によって直接歯に塗布することもできます。シーラントは、奥歯の溝に塗布する樹脂で、むし歯の原因となる食べカスや細菌が入り込むのを防ぎます。シーラントは、永久歯が生え始めたばかりの時期に、奥歯の溝に塗布することで、むし歯を効果的に予防することができます。